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CMOS FET アンプ [立派な仕事]

真空管アンプを一日聴いて懐かしかったですが、音にはやっぱり限界があります。ピアノだけならまだいいけど、楽器が増えるととたんに定位が乱れてしまう。ピアノやドラムの音像がびろ~んと横に広がってしまう。楽器と楽器の間が不要な音で埋まっていく感じ。位相特性や振幅特性が左右でそろってないのでしょう。無帰還で成り行きで鳴ってるので仕方ありません。

入院中だったAVアンプは本日引き取ってきたのですが、元に戻す前にもうひとつ試してみたいやつがある。

15年ほど前に作ったC-MOS FETアンプを屋根裏部屋から引っ張り出してきた。確かこの回路は当時 onojii が見せてくれたバイポーラトランジスタPPアンプの回路を元に、自分なりに出力段をMOS FETに置き換えたものだ。FETのデータブック片手に秋葉原をうろつきながら路上で設計した記憶あり。

 

 上の回路は初期の原理図で、最終形は電源にもMOS FETを使って電源部と増幅部を同等に扱うとか、対称配置とか、左右+-独立電源とか、アマチュアならではの必要性無視のこだわりがありました。結構やるじゃん>昔のオレ。こいつに火を入れるのも久しぶり。しばらく通電してオフセット電圧やバイアス電流などテスターで当たってみると生きていそう。どの半固定が何の調整用なのか思い出すのに苦労しました。

それではとCDプレーヤとスピーカを接続して「展覧会の絵」などかけてみる。いけてます。ボリューム上げて聴くと艶が出て、スピーカーのけり返しに負けないように一所懸命駆動してるって感じ。定位も止まってるし、もやもや感が消えてアタックがはっきりしました。

もうちょっと聴き込んでみよう。


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