バーナードループ [天体]
今シーズンのテーマはオリオン座の三ツ星の周りで踊ってる水素の輪。GPVによると月が沈むころには晴れるはずということで早めに寝て午前3時にガバっとおきたら満天の星。赤道儀は昨夜ベランダに出して極軸を合わせてあるのでカメラをセット。レンズはSigmaの18-200mmズームを35mmでガムテープで固定。いざ!(せっかく買った40mm F2.8は役立たず)
まずSC64フィルタをレンズ前に貼り付けて、赤外領域を撮る。LPS-P2フィルタはEOS-NEXのマウントアダプタ内に仕込んである。
続いてSC64を外して撮る。 ベランダの手すりに被るまで何とか8コマ撮れた。
さてこれらの生画像をどうやって合成するか、ひたすら試行錯誤。破たんしたら手戻りを恐れず元へと戻ってやり直すのが懸命の様だ。SteraImageとFlatAidを行ったりきたして結果は以下。
★Orion and Barnard's Loop
2012/11/25 03:51, Sigma 18-200mm f3.5-6.3 (35mm), LPS-P2, Vixen SXW Mount, NEX-5(IR modified), ISO-1600, 2min x 8 + 2min x 4(w/ SC64 filter)
バーナードループだけでなく、エンゼルフィッシュもバラ星雲も写そうと構図を欲張り過ぎたかも。もっとくっきり写したいと欲は深まるばかり。
そば作りプロジェクト [立派な仕事]
夏にタネをまいて秋に収穫したそば。まいた種は5kg、収穫は45kg、脱穀と製粉は業者にお願いして、出来上がった粉は28kgだったそうな。本日は地元のそば打ち体験道場を貸し切ってのそば打ち大会。参加者約50名。
こんなに大量だとそば粉には見えない。セメントの様だ。
数名のグループに指導員がついて二八で打っているところを、私はひとりで十割を1kg打った。二八と十割をみんなに食べ比べてもらおうという趣向。
こんな大なべ使ったことないので茹では指導員さんにお任せする。太さのばらつきを投入時間差でコントロールしてくれた。なるほど。この鍋ほしい。
出来上がり。みんなにふるまったが、一人当たりはほんの一口程度。それがまたプレミアム感を演出して実力以上の好評。お疲れさんでした。
畑にはかなりタネがこぼれているはずなので、来年は勝手に生えてくるだろう。
雪に煙る燕山荘 [季節もの]
本日仲間が登っているはずの燕山。しばらくベランダから眺めていたら雲間から西日に照らされた燕山荘が見えたので望遠鏡で撮影。赤外カットフィルタを摘出したのでホワイトバランスが崩れっ放しのNEX-5だが、これもいい味なのでそのまま。↓
RAW画像をステライメージで現像してホワイトバランス調整して拡大すると、登山客の列が見えてきた。寒いだろうなあ。
その後、仲間から無事到着してすでに小屋で酔っぱらっているとの連絡あり。行ってみたかった。
コーヒー豆は煎りたてはよろしくないらしい [お買い物]
EF 40mm f/2.8 STMは使えなかった(涙) [お買い物]
オリオン座の周りで輪になって踊ってるHαをAPSCの視野に収めるためにEF 40mm f/2.8 STMを買っちまった。
SC64フィルタも購入し、丸く切り取って、ガラスを割ってしまって無用になったレンズプロテクタの枠に収めて準備万端。
ところがマウントアダプタ経由でNEX-5に取り付けてみると、ピントが動かない。このレンズは電源が入っていないとマニュアルフォーカスのピント合わせはできないと取説に書いてある。
久々にドツボにはまった週末。負けるもんか。
とは言えどうしたものか...
iPhone3Gの修理(失敗) [工作・修理]
落っことして割れてしまったiPhoe3G。ヒビの上から保護シートを貼ってあるのでこのままでも使えるのだが、いつか修理してカーステの音源に使おうと思っていた。
吸盤で引っ張って外すのが流儀らしいが、ヒビで空気が漏れて吸い付かないのでこわごわドライバーでこじって開けてみた。
分解完了。
この過程で致命的なミスを犯していたことが後で判明する。
ガラスとタッチセンサーのセットをヤフオクで購入。3G用はかなり安くなっていたので修理に踏み切ったというわけ。
元通り組み立てて見たら液晶は白っちゃけて画面左下にはツチノコのようなシミ。ドライバーでこじった時に液晶パネルにダメージを与えてしまったようだ。
ああ。
iPhone5に買い換えてiPhone4をカーステ音源にしろというご託宣か...
バーナードループ [天体]
マウントアダプタ内にLPS-P2を仕込むことで無限遠が出るようになったNEXでいざバーナードループを撮るべし。南に光害の少ないところということで烏川渓谷緑地の駐車場へ。オリオンが南中するころには月が昇ってくるのでチャンスは短い。流れる雲の隙間から連射。
十数コマ撮った中から雲が薄いコマを選んで処理してみた。
2012★オリオン座
2012/11/10 24:27, SIGMA DC18-200mm(35mm), NEX-5(改), LPS-P2, ISO-800, 3分x3枚, SteraImageとFlatAidによる画像処理
露出9分ではノイズまみれだがうっすらバーナードループが浮かんできた。心の目で見ればオリオンの頭部にエンゼルフィッシュもぼんやり見える気がする。AstroGPVで有名なびんたんさんのFlatAidを使わせていただいた。通常のフラット補正では消しきれない光害のカブリを見事に補正できる。これは素晴らしいツールだ。
今シーズンのテーマはバーナードループに決定。そこで踊ってるHαをとことん描き出してやる。
そば処 栄作 [そば屋めぐり]
安曇野は新そば祭りだそうで、松川村の清流庵へ行ったら開店時刻前に売り切れていた。なにそれ。ということで方針変更し4年ぶりにそば処栄作へ。たっぷりの天ぷらとコリコリの手打ちそば。つゆは甘め。
このコリコリとした歯ごたえはそば打ちのどこの工程で生まれるのだろうか。
レンズとセンサの間にガラスを挟んだら焦点面はどれだけ遠くへ動くか? [立派な仕事]
前回までの試行錯誤により、ローパスフィルタを取り外して無限遠が出なくなったNEX-5に、プレパラートやレンズプロテクタを切り出したガラス板をセンサー前に置くことで無限遠が出ることが分かった。そもそも0.8mmのアクリル板や2.0mmのガラス板でどれほど焦点面までの距離が変化するのだろうか。真面目に計算してみた。
結論として、ガラスの板厚0.8mmで0.27mm、板厚2.0mmで0.67mm焦点面が遠くへ移動することが分かった。もともとのローパスフィルタは厚さ1mm程度だったので無限遠まで0.3mmぐらい届いていなかったということだ。
さて、これでカメラレンズの画角で無限遠が出るようになったので、バーナードループなど試してみたが標高1900mまで登っても光害に埋もれてしまう。やっぱりフィルターが必要だ。いつもはR200SSのコマコレクタに取り付けてあるLPS-P2を取り出してみると、このフィルタは厚さが2mmある。NEXにEOSレンズを取り付けるマウントアダプタの内部にフィルタを落とし込んでみるとすんなり収まった。両面テープでちょっと止めておけば実用上問題なさそう。これならセンサー前に取り付けたガラスは無しでもよいはずだ。