エスティマのスライドドア交換修理 [エスティマ]
不注意でブロック塀にこすりつけて凹んでしまったスライドドア。
幸いなことにタイヤハウスに影響なく、ドアだけのダメージで済みました。安く修理するために自力でドア交換をやってみましょう。
同型同色のドアを求めてヤフオクなどを2ケ月ほどポーリング。2万円ちょっとで調達できました。自分の車はAHR10Wという形式ですが、このドアはACR40Wに使われていたドア。中古部品屋さんは親切で、自分の車の車台番号を伝えれば適合するか教えてくれました。
一部サビているところがあるのでワイヤーブラシでこすって落として、
マスキングして塗装しておきました。私の車のカラーナンバーは1C0。これも中古部品屋さんとのやり取りで確認できました。
ドアは重くて一人で支えながらの脱着は不可能。なのでドアを保持する治具「ドア持ってて君」を作成しました。作業時間のほとんどはこの治具を現物合わせで作ることに使いました。
「ドア持ってて君」の材料は2x4材。ドアを下から支えているのは「束」という建築用の部材。ホームセンターうろちょろしてこれを使うことを思いつきました。高さを微調整できるので、持ち上げ気味にしてドアを保持しているボルトの荷重をキャンセルします。治具の下にはキャスターをつけて動かせるようにしてあります。
まずドアの内張りをはがします。ドアノブカバーがねじ3本で止まっているのでまずこれを外します。
そうすれば内張りが外せます。ドアノブをまたいでいるところが細くて破損しやすそうなので注意です。
内張りの裏側に、窓の開閉スイッチのコネクタがあります。爪を押しながら(親指のところ)引っ張ると抜けます。
内張をはがすと、ドア下を止めている3本のボルトにアクセスできます。
ステップのカバーを外します。フックで止めてあるだけなので簡単に外せます。
ドアにつながるケーブルを外します。電線は4本。てことはCANバスですかね。
さらにその下の黒い金属部品を外してひっくり返すとワイヤーケーブルが外せます。これが何の役割なのか分かりませんでした。
上記手順は交換用のドアを同時並行で作業することで詳細確認しながら行いました。中古部品業者さんがどこのボルトで分離したのか分かるので参考になります。
後ろ側はボルト3本で止まってます。「ドア持ってて君」が耐えられるかドキドキしながら外します。
無事にドアが分離しました。疲れました。休憩するので「ドア持ってて君」しばらく持ってて。
凹んだドアを「ドア持ってて君」から降ろして、新しいドアを乗せ換えます。この作業が一番疲れました。何しろ重くて持ちにくい。
やっと乗せ替え完了。色が違って見えますが光の加減です。大丈夫です。
ここまでくればあとは簡単で、「ドア持ってて君」を所定の位置に転がしていけばボルトは手で締められるほど位置はピッタリです。
かかった費用は、中古ドア代 22,000円、治具作成代2,000円、熱中症防止のアクエリアス2リットルでした。かかった時間は、 ホームセンターでドアを保持する治具をどうするか腕組みするところから始めて片付けまで5時間程度でした。たかがドア一枚ですが、もしこの作業を毎日繰り返すとしたらいくらでも効率化のアイデアわいてきそうです。カイゼンてやつですね。
調子に乗って次はひびの入ったバンパーを交換してみようかな。