クローズアップレンズで望遠鏡 [工作・修理]
昨日より冬休み突入。休み中にやりたいこと山ほどあり。とりあえず手当たり次第に着手。
まずはクローズアップレンズを使った正立ファインダー。先日100円虫めがねと天頂プリズムで自作したが、コントラストが低いし左右が逆に写るので、ファインダーとしては使いにくかった。というわけで2号機に着手。
ちまちまと買い集めた光学部品。対物レンズ(左下)はケンコーのクローズアップレンズ。アクロマートのNo.5。直径55mm、焦点距離200mm。接眼レンズ(左上)はエツミの10倍ルーペ。10倍ということは焦点距離は25mmと信じよう。そしてコストのほとんどを占めるのがビクセンの正立プリズム(右上)。
塩ビパイプの規格をネットで調べて、お絵かきソフトで作図。光路を邪魔しないようにパイプの長さを決め、遮光環の位置とサイズも決める。
口径55mm、焦点距離200mm、倍率8倍、実視野6°、見かけ視野50°、射出瞳径7mmの素敵なスペックになる予定。計算が正しければ。
材料切り出し。ボール紙や敷居すべりなど。
鏡筒の内側には黒画用紙を貼って、遮光環も貼り付けた。接眼レンズのルーペも一旦分解してレンズのコバをマジックで黒く塗った。
仮組み。ワクワク。見えるぞ。ピントの位置も狙い通りだ。
仮組みのままコリメート法で月をためし撮り。100円レンズよりはるかにマシになったが、偽色あり。
接眼レンズホルダーに切り込みを入れて十字線を張った。で、その糸に夜光塗料を塗って電池レス暗視野照明にしてやろうと思ったが、夜光塗料が糸になじまずダマになってしまった。これではかっこ悪すぎるので別の手を考えることにしよう。
鏡筒ホルダーも作ってとりあえず完成。ああ面白かった。なぜかアイリリーフがとても長いのがすばらしい。メガネしててもまったく問題なし。
おぉ、お見事!
ガンジー返上でガリレオ襲名ですね、すごいなあ。
夜光(蓄光)塗料のダマは「濡れ」の問題だと思うので、糸を脱脂とか、溶剤を含侵等で解決しそうな気がします。
by たぎちゃん (2006-12-31 22:35)