リンゴと知恵比べ [立派な仕事]
リンゴの木はなぜに奇妙な枝ぶりをしているのか、ずっと疑問だった。リンゴが収穫しやすいように下を向けているとの意見もあったが、それにしてはキテレツすぎる。
先日某所で若い農家の方と話す機会があり、聞いてみた。「イジメてるんです。」とのこと。リンゴは放っておけば上へ上へとどんどん伸びていく。生育環境が良ければ実を成らすより自分自身が大きく育つことに精力を傾ける。
その幹のてっぺんを切り落として、横に伸びた枝をひもで縛って下に向ける。そうすると、自分の成長はあきらめて次世代に望みを託すべく立派な実を成らすんだそうだ。「リンゴと知恵比べですよ。」だそうだ。
なんだか哀れだが、あちこち応用できそうだ。
2012-03-11 17:57
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コメント(4)
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カリスマ剪定師亡き後の林檎には枝葉は繁るけどおいしい果実は実らないということでしょうか。
by KATSU (2012-03-14 00:20)
真に次世代への希望に満ちたリンゴが少数だけ実るということかもしれません。
by katabami (2012-03-16 21:38)
こんばんは。
「あちこち応用」って、「人間社会に」ってことでしょうか。。。?(^^)
by ジーク (2012-03-17 23:12)
ジークさんこんばんは。適用範囲をどこまで拡張するかはお任せしますが、昨年のベランダ菜園のトマトの経験によりますと、夏場に水が無くなってしおれかけた後、急に実が成りはじめた気がします。
by katabami (2012-03-17 23:43)