『パロマーの巨人望遠鏡(上)(下)』を読んだ [book]
O君に薦められたこの本、終電で読みふけって降りる駅を乗り過ごして、ふた駅タクシーでもどるはめになるほど面白かった。パロマー天文台に行く前に読めばよかった。
まず第一に冒頭の「緒言」が味わい深い。パロマー天文台をつくるという物語をどう記述するかの基本方針が語られている。be動詞を用いて事実を正確に記述するか、一般動詞を用いて人を中心に語るか。科学者は事実を正確に記述することを望むが、筆者はそれでは物語として機能しないことを知っている。 「彼らは科学者であったとしても、やはり一人の人間として生きているに相違ないのだから。」
アメリカが月まで行けた理由が分かったような気がする。
アメリカのお話なので、長さの単位はインチとフィート。ぜんぜんピンと来ないのでこんなスケールを栞に書き込んでチラチラ見ていた。(実際は手書きのもっとラフな絵)
2008-09-13 22:19
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終電乗り過ごすほど読んでいただけましたか。
僕はこの本を読んだ後に偶然サンディエゴに赴任したので、
パロマー天文台に行くのが楽しみでした。
またサンディエゴに来てください。また天文台までお供しますよ!
by O (2008-09-14 16:37)
Oさん、どうも。東の空にアンドロメダ星雲が昇ってきて、すっかり秋ですな。今度行くときは双眼鏡持ってきます。
by katabami (2008-09-14 23:21)