100円でゴルフを始めてみる

散歩の帰りにリサイクルショップに寄ったらゴルフ道具が目に付いた。そういえばこのところ会社関連でゴルフを始めざるをえない状況に追い込まれている。別にゴルフが嫌いな主義や主張があるわけではなく、これ以上趣味を増やしたらどれも中途半端になりそうで止めておいただけだが、ゴルフは単なる趣味ではないと。ビジネスマナーだの、コミュニケーションツールだの、果ては人生そのものだの言われ。やらないと反論もできないので、やってからけなしてやろうというひねくれた根性もあり。

あるクラブの値札を見ると100円。こんなに安いなら1本買ってみよう。ってたぶんアイアンはこういう買い方をするものではない気がするが。ヘッドの裏に５と彫ってある。おそらく5番アイアンと呼ばれるモノなのだろう。だがその本質的な意味は分からない。

買ったら使ってみたくなって、一番近いゴルフ練習場へ行ってみた。入場料とボール代が必要なようだ。時間制限はないらしい。受付で番号札をもらって打席(と呼ぶのか？)へ。クラブ1本だけ持って歩くのは男らしいですかね。100円ですけど。まず周囲を観察。何しろこちらはクラブの握り方すら分からない。自動販売機風の機械に500円で40球と書いてある。とりあえずひとカゴ取ってくる。2-3回素振りをしてみる。むちゃむちゃ違和感がある。周りの人を観察すると、左手の人差し指と右手の小指をからませて握るのが流行のようだ。やってみたがやはりギクシャクする。うっかり地面を叩くと痛いのなんの。これは気合を入れてやらないと怪我しそうだ。何発か打ってみる。右へ曲がったり、左へ飛んだり、地面を転がったり。こりゃダメだ。隣のお兄さんを観察。大きなクラブですごい飛距離だ。構えの足の幅とか振りかぶった位置とか手の振り方など参考にさせていただく。

あっという間に40球打ってしまったので、もうひとカゴやってみよう。うまいこと当たるとまっすぐ飛んで気分がいい。比較的低い弾道で150ヤードぐらい飛ぶのだが、それで正しいのだろうか。(あの看板はメートルじゃなくてヤードだよね。)だがうまく当たるのは10球にひとつぐらいで、どうしても打点が安定しない。力任せに打つよりも、大きなスイングでスポットに当てることを心がけたほうが飛ぶようだ。手の皮がむけてきたので今日は２カゴで止めておこう。

まだそれほど面白みを感じないが、もうちょっとやってみるかな。