iPhone用シガライター充電器を鍛える [工作・修理]
腹ペコな iPhone は充電できないシガライター充電器。確かiPhone用って書いてあったはずだけど箱は捨ててしまった。
同じ罠にはまる人もいるだろうから検索に引っかかるように書いておくと、ホームセンターの車用品売り場で980円ぐらいで売っていた、12V シガライター用、iPhone 3G バッテリーチャージャー 。BLUE EYE DS PHONE CHARGER と書いてある。
選択肢はふたつ。
捨てて買い換えるか、鍛えて使えるようにするか。いや選択肢はひとつだ。
さっそく開けてみると結構まじめなつくりになっていた。2AのヒューズとMC34063によるDC/DCダウンコンバータで構成されている。
だが、iPhoneにつながる線材が細すぎる。これでは電圧降下が大きいだろう。
抵抗値を読んで計算してみると
Vout = 1.25 * (1 + 6.4k/2.2k) = 4.89V
Ipk = 0.3/0.39 = 0.77A
という設定になっていた。電圧が初めから低め狙いってのはないだろう。もっと上から攻めようぜ。電流は0.77Aで足りるか。1Aに変更したくともどうせ0.3オームなんて手持ちが無いので放置決定。ジャンク抵抗箱から 1.25 * (1+R1/R2) = 5 を満たす組み合わせの抵抗を探せ。老眼にはつらい作業だ。10分後 4.7k と 1.5kを発掘。計算上は出力 5.17Vとなるはず。
抵抗を交換して実測すると5.24V。無負荷状態だし誤差もあるからこんなものだろう。ケーブルも太くて短いものに交換。
このぐらい鍛えておけば食欲旺盛な iPhone 3G に負けずに「魔のゾーン」を乗り越えられるか。ダメなら電流制限解除してやる。
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