ecology v.s. economy [流行り物]
たまには世間の流行りものネタで。
昨日の所さんの目がテンで、食器の手洗いと食洗機はどちらがエコか、というテーマを検証していた。水とガスの使用量という観点では食洗機が圧倒的に省資源だが、電気を含めて金額換算するとこまめに水を止めながら手洗いする方が経済的。よって引き分けという結論。
放送局側の立場として意図的なものだとは思うが、これはエコロジーとエコノミーを混同して語る典型例だ。「環境にやさしい=お財布にやさしい」が成り立つように社会の仕組みをつくるのが正しい施策であることは確かだが、違いを認識しなけりゃ正しい仕組みはつくれない。
とはいえ環境負荷をはかる「ものさし」が定義できていない。ここに人智がおよんでいないことが一番問題だと思う。CO2だけじゃだめなことは原発事故で身にしみたはず。
環境問題は地球人口が増えすぎたことが根本原因であり、あらゆる環境問題は人口を減少させる方向に作用している。そういう負帰還がかかるのは当然のこととして、この100年ほどの間に激しくバランスを崩してしまった地球環境を、どうやって安定状態に戻すかというのが真の課題と思う。もはや気持ちの問題ではなく技術的に取り組まなければ解決しない。
2011-06-05 09:34
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世の中のおっちゃんおばちゃんは、
論理がぐちゃっとした状態で
物事を把握しておりまんがな。
by 髭熊 (2011-06-08 08:21)