ジムニーの音響特性 [ジムニー]
ジムニーにスピーカーを4つ取り付けてご機嫌だったが、やっぱり気になるところがあった。軽自動車の音響なんて気にしても仕方がないじゃないかと理性は自制を求めるが、突然ベースが騒ぐのが気になる。どこかに共振がありそう。
周波数特性を測定してみた。使ったのは往年のフリーウェア "WaveGene" と "WaveSpectra"。パソコンのヘッドホン出力をカーステのAUXに入力し、パソコンのマイク入力にコンデンサマイクを接続。マイクの位置は運転席と助手席の中間。20Hz~20kHzまで120秒でsweepしてピークを記録。
案の定、低音が強い。運転席で聞いていると、低域は後ろから聞こえ、sweepにつれてフロントスピーカーへ移っていくのがわかる。リアは12cm、フロントは10cmの2wayだからかもしれない。100Hzの前後に何か所か共振するところがあった。ジムニーの車内空間とどこかの穴でヘルムホルツ共鳴が構成されているのか?バスレフエンクロージャの内側で聞いているってことにして強引に納得して封印しよう。追いかけたらきりがないので。そのほかメカ的にビリっているところはない様で安心した。
400Hzと800Hz付近に強いdipがあるがこれは聴感的には気にならなかった。おそらく前後左右のスピーカーからの距離と波長でちょうど打ち消しあうポイントなのだろう。耳が二つあってぐらぐら動く人間にはあまり気にならない。
カーステのイコライザを使ってなるべくフラットになるように調整してみた。設定はBAS -8, MID +4, TRE +8 (数字の単位は不明)。低域の共振は変わらないが耳障りではなくなった。800Hzのdipがなくなった。イコライザで位相が回ったのだろう。10kHz以上は持ち上がらないがどうせ私にはもうあまり聞こえないのでよしとする。
夏休み後半はこれでいってみよう。
追記:
この設定でちょっと走ってみたら低音が全然聞こえない。走行時のノイズフロアは平らでなくて低音側が持ち上がっているからだろう。難しいもんだ。走行中にイコライザを調整するのは危ないし。
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