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レンズとセンサの間にガラスを挟んだら焦点面はどれだけ遠くへ動くか? [立派な仕事]

前回までの試行錯誤により、ローパスフィルタを取り外して無限遠が出なくなったNEX-5に、プレパラートやレンズプロテクタを切り出したガラス板をセンサー前に置くことで無限遠が出ることが分かった。そもそも0.8mmのアクリル板や2.0mmのガラス板でどれほど焦点面までの距離が変化するのだろうか。真面目に計算してみた。

焦点距離fのレンズの焦点面の

結論として、ガラスの板厚0.8mmで0.27mm、板厚2.0mmで0.67mm焦点面が遠くへ移動することが分かった。もともとのローパスフィルタは厚さ1mm程度だったので無限遠まで0.3mmぐらい届いていなかったということだ。

さて、これでカメラレンズの画角で無限遠が出るようになったので、バーナードループなど試してみたが標高1900mまで登っても光害に埋もれてしまう。やっぱりフィルターが必要だ。いつもはR200SSのコマコレクタに取り付けてあるLPS-P2を取り出してみると、このフィルタは厚さが2mmある。NEXにEOSレンズを取り付けるマウントアダプタの内部にフィルタを落とし込んでみるとすんなり収まった。両面テープでちょっと止めておけば実用上問題なさそう。これならセンサー前に取り付けたガラスは無しでもよいはずだ。

DSC00868DSC00867


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コメント 2

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Bin-Star

光路長ですが、例えばdが20mmならどうなりますか?
http://plaza.rakuten.co.jp/startwaching/diary/201211110000/
この記事に重大な要素をもたらすかもしれないのです。
ご教授頂ければ幸いです。
by Bin-Star (2012-11-13 03:00) 

katabami

Bin-Starさん、お返事遅くなりました。d=20mmだと
θ1=1.0°→ x=6.67mm となりました。
お使いのAT6INのF4だとθ1の最大値は7.1°になるので
θ1=7.1°→ x=6.72mm
すなわち鏡の周辺から来た光束と中央部からの光束で焦点位置が0.05mmずれます。さらに色にじみも激しく出そうです。
ど素人の計算ですのであまり信ぴょう性はありませんが、あまり良い方法ではない気がします。もちろんダメ元でやってみるのをお勧めします(笑)。
by katabami (2012-11-14 00:32) 

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