燕岳(つばくろだけ)登山宴会 1日目 (4/27) [立派な仕事]
GW初日。山男山女たちに混じって燕岳に登ってみることにした。主なる目的はうわさに聞いた燕山荘での宴会参加。
7:40
中房温泉登山口第1駐車場。4月も終わりだというのに雪が降ってる。
8:25
2チームに分かれて出発。
9:10
第1ベンチ到着。ここからアイゼンを装着。足跡が笑ってる。暑いので一枚脱ぐ。
9:45
第2ベンチ到着。標高1820m。
こんな道をとぼとぼ登る。林の中は無風で快適。
10:35
第3ベンチ到着。
11:30
富士見ベンチ。埋まっていた道標を掘り出した。
次第に雪と風が強くなってきた。時々横殴りの突風。顔を伏せて前の人の足跡を追う。
12:15
合戦小屋到着。もうじゅうぶん冬山を味わったので帰ってもいい気分だが、隊長から勇気ある撤退宣言は無し。
カップヌードル350円と持参したおにぎりで昼食。カップヌードルとおにぎりは日本の偉大な発明だ。ここで1時間ほど休憩。ストックをピッケルに持ち替え完全武装を決め込む。
稜線に出ると横殴りの吹雪。前の人と数メートル離れると足跡が消えてしまうほど。赤い旗を頼りに進む。
14:50
永遠に続くかと思った雪中行軍の末、雪煙の中に突如燕山荘が姿をあらわした。そこから玄関までの100mほどが一番つらかった。
山小屋のスタッフのあたたかい出迎え。ここはまさしく天国。部屋は新館の一番奥。
さっそく宴会。水割り作ろうと思ったらボトルから水が出ない。氷ってた。
標高2700mとは思えない食材。みんなよくこんなもの担いできた、というかどんだけ山小屋宴会なれしてるんだか。
いい感じに酔っぱらって腹ごなしにあちこち散策。誰もいない座敷があったので入って窓を開けてみたら晴れてる。さっきの吹雪がウソのように安曇野一望。アパートのベランダから望遠鏡で見えた銀色の物体はこの灯油タンクだったんだ。
外へ出たら燕岳がくっきり。確かに美しい。
さっきは吹雪で飛ばされそうになった小屋の前の道。その向こうに槍ヶ岳も顔を出した。
18:00
夕食。本日のメインディッシュはハンバーグ。こんなところでこんな旨いものが食えるとは。宿泊客は100名程か。
夕焼けに浮かぶ槍ヶ岳。
新雪をコップに汲んできてWhisky on the snow。夕食後も宴会は続く。ここまで登ってきた甲斐あり。
消灯直前にさっきの和室の窓枠に小さな三脚を立てて天体撮影。
満月に浮かぶ北アルプスと沈むシリウス
2013/04/27 20:58, NEX-5, 16mm, f/2.8, ISO-200, 30秒
満足至極でおやすみなさい。