サイトウ・キネン・フェスティバル松本2013 [音楽(トランペット)]
サイトウキネンのオーケストラコンサートを聴いてきた。
モーツァルト:交響曲第33番 変ロ長調 K319
リゲティ:フルート、オーボエと管弦楽のための二重協奏曲(日本初演)
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 op. 30
昨年のオーケストラコンサートもリヒャルトシュトラウスのアルプス交響曲だった。今回のツァラトゥストラはリヒャルトシュトラウス30代の作曲で、雨も嵐もかかってきやがれ的な、自然に打ち勝とうとする力を感じた。今の流行りで言うなら「倍返し」みたいな。一方で昨年のアルプス交響曲は50代の作曲で、アルプスの自然に対する畏怖や敬意を表現していたように思う。
確固たる意志を持ってどんな状況変化にもへこたれず初心を貫くものが勝ち残るのか、環境の変化に合わせて柔軟に戦略を変えるものが結果的に生き残るのか。