ハイレゾオーディオ [引っ越し]
引っ越したらやってみたかったことの一つ、ハイレゾオーディオ。ソニーのUDA-1を購入し、いくつかハイレゾ音源をダウンロードして聞いてみた。
たとえばThe Dave Brubeck QuartetのTIME OUT。176.4kHz/24bitのハイレゾ音源と手持ちのCD音源(44.1kHz/16bit)を聞き比べると、違いは分る。違いは分るがどっちがいわゆる「良い音」かは好みの問題だと思う。なぜならこの違いはサンプルレートやビット長の違いではなくて、レコーディングエンジニアの意志によるものだと思われるから。
本当にハイビットレートで音が良くなっているのかどうかは、同じ音源で聞き比べなきゃだめだ。すなわち、ハイレゾ音源をソースとしてそれの帯域とビット長を切り取ったものを聞き比べればよいだろう。だけど帯域制限するにはデジタルフィルタを通す必要があり、そこでの音質の劣化(変化)が避けられない。だから正確な比較は無理かもしれない。
それを逆に考えると、ハイレゾの本来の価値は、20.05kHzなどという可聴域ぎりぎりのところでフィルタをかけなくてよいということにあるのではなかろうか。