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吉野家の牛丼 [おでかけ]

大学に入学したばかりの頃、月末に仕送りを使い切りそうになるとよく吉野家に行った。あの当時の吉野家の牛丼の品質はひどいもので、肉は細い輪ゴムで編んだ網のよう。うっかり飲み込んで噛み切れずオェッとなって涙を浮かべて食べた。「貧乏だからこんなものしか食べられないんだ。いつかこんなもの食べずに済むようになってやる。」と思った。 ほどなく吉野家は倒産したと聞いて、さもありなんと思った。

以来約30年、吉牛を食べたことがなかった。松屋もすき屋も行ったことがない。おれはあんなもの食いに行かずに済むようになったのだと思っていた。ところが最近周囲から今の吉野家は違うぞと聞かされた。BSEを乗り越えて強く旨くなったのだとか。

そこで勇気を出して吉野家に行ってみた。

IMG_7201牛丼大盛440円。当時のことが思い出されて泣いてしまうかもと思っていたが、なんの感慨も浮かばずあっという間に流しこんでしまった。旨くも不味くもない。ただ腹いっぱいになった。なんだか拍子抜けだった。


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フリューゲルホルン購入 [おでかけ]

以前からフリューゲルホルンが欲しいなあと思っていたが、演奏に使う機会なんてめったにないので買う気にならなかった。なので吹いてみる機会もなかった。このニワトリと卵の関係を逆転すべく検討した。まず、まともな演奏会で吹くつもりはないので20万円以上するようなブランドの楽器には近づかないことにする。となると選択肢はジュピターとかケルントナーとかJマイケルもしくは下倉のマルカートに限られる。以前ポケットトランペットを入手した時はJマイケルのをヤフオクのコメントを頼りに落札したが、フリューゲルホルンとなると流通量が少ないため当たり外れのリスクが高いと思われる。となると店舗構えて売ってる下倉で試奏してから買うべき。マルカートシリーズのフリューゲルは安いの(100番台)と高いの(900番台)がある。さらにイエローブラスとゴールドブラスとレッドブラスがあって、仕上げがラッカーか銀メッキが選べる。はたしてこんなにたくさんの選択肢が必要なのか。自分的には、グレードは100番台の安いのでOK。仕上げはラッカーはすぐはがれてみっともなくなるので銀メッキに決まり。となると選択肢はぐっと絞られて、イエローブラスのFH100SかレッドブラスのFH100RS。

IMG_7042ここまで考察しておいて、いざ、お茶の水の下倉楽器へ。二本並べてもらって試奏。見た目は全く同じだけど、なるほど材質で違うもんですなあ。
ちなみにイエローってのは普通の真鍮で銅と亜鉛が8:2の配合。レッドは銅が多くて9:1、ちょっと硬くて加工がしにくいのでレッドのほうが高いらしい。まるで蕎麦のようだ。
というわけで15分ほど試奏して、いったん礼を言って店を出て、神保町の蕎麦屋で天せいろとビールをいただきながら考えた。低域はレッドブラスのほうが太くてやわらかい音がする。高域はイエローブラスのほうが固くてコントロールしやすい。フリューゲルなんだからやっぱり低域の音色を重視すべきだろうな。Hi-Cあたりはどちらも音程悪く、半音の半分ぐらい低かった。チャックマンジョーネのfeel so goodをやるときゃ変え指を考えなきゃだめだな。Yamahaの20万円台のやつはどんな音がするのか試してみたくなったが、どんなにいい音でも買うつもりはないので止めておくことにした。

というわけで秋葉原で用事を済ませてからお茶の水へ戻ってFH100RSを購入。マウスピースは試奏に使ったやつがちょっと小さく感じたのでFH-14F4を選択。

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ラッパを買うのはこれで5本目。ロータリーは後輩に譲ることにしたので手元に残るのは縦Bb, 縦C, ポケットとこのフリューゲルの4本。そういえば借用中のコルネットもある。さあて、どこでどうやって遊んでやろうか。


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らーめん立川や [おでかけ]

再開発の進む立川南口で工事用フェンスに囲まれたまま孤立していたラーメン屋。晩飯食いそこなった残業帰りや食い足りなかった飲み会帰りによく寄っていた。スープは豚骨と鰹があって麺は太めのストレート。トッピングのチャーシューや角煮がうまかった。

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6月初めに気がついたら建物ごとなくなっていた。ついに圧力に屈したのかはたまた立ち退きの好条件を引き出したのか経緯は分からぬが、あのラーメンがもう食べられないと思うとさみしかった。

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ところが、東へ30mほどのビルの1階に移転していたことに今日気がついた。入ってみると食券を買う方式となっていて、メニューにつけ麺が加わっていた。かつおラーメンをいただいたがスープの味が少し濃くなっていたような。麺は変わらぬ太麺。店内はきれいでかつてのような場末の雰囲気は全くなし。

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日本海でBBQと釣り [おでかけ]

会社の仲間と糸魚川市へ。まずは海川河口でBBQで腹ごしらえ。

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腹いっぱいになったところで姫鮎釣り。釣果は5匹。

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場所を浦本漁港に移動してアジ狙い。日が高いうちはほとんどアタリは無く、フクラギが釣れたのみ。

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日没後しばらくしてアジが入れ食い状態となった。師匠と交代でポイントにさびきを投げ入れせわしく釣って、30分ほどでアジの群れは通り過ぎて行った。ということで本日のお持ち帰り釣果はフクラギ一匹とアジ二匹。

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フクラギは三枚におろして味噌漬け、アジはとりあえずハラワタをとって冷蔵庫へ。いやあ、遊んだ遊んだ。ありがとうございました。


光城山 [おでかけ]

IMG_4822自分の足は縦走可能かどうか確かめるべくつばくろ下山翌日に光城山に登ってみる。登山口まで5kmほどを1時間。ここまでは何ともない。
振り返れば北アルプス。常念岳と燕岳から見た景色が脳裏にあるので今までとは違って立体的に見える。
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標高差350mを1時間以上かかったがまあ何とか登れた。山頂の桜はまばら。今年はあまり咲かなかったらしい。知り合いの宴会にドタ参加。
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前日に歩いた燕山荘から燕岳の稜線がくっきり。常念と横通しの間から槍の穂先がちょこっと見える。
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足に乳酸のたまらないペースを保つことと目的地に宴会があること。この2つがあれば3日ぐらいは歩けるようだ。

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同窓会 [おでかけ]

先月、大学同期のM君が闘病中との連絡があった。それがきっかけで連絡を取り合い、みんなでお見舞いのあとに同窓会をやろうという話になった。残念ながらM君は先月末に亡くなってしまった。告別式に参列した人たちの雰囲気やご遺族のお話しから、彼は大学時代と同じようにリーダーシップを発揮して社会人になってからも周囲から頼られる男だったと分かった。

そして昨日、お見舞いの必要は無くなってしまったが同窓会実施。O君が入学式翌日の学科の集合写真を引き伸ばして持って来た。33年前と現在の風貌を見比べてお前全然変わって無いなとか、ずいぶん薄くなったなとか、みな勝手に批評して笑っている。M君が集めてくれたこの仲間たち。ありがとう。

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ちなみに私自身はこの写真に写っていない。入学2日目から学校サボって秋葉原に行っていた。目的はTK80購入。それから3日間はんだ付けとデバッグで下宿の四畳半にこもっていた。


先週のUS出張 [おでかけ]

4/1(月)の夜、羽田空港国際線旅客ターミナル4階江戸小路の和食屋で焼き鳥とビールとそば。そばは食べにくいほど長い。
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ANAの深夜便で酔っぱらい続けてLos Angeles、アラスカ航空に乗り換えてSan Joseへ。
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到着したら午後11時。ホテルの近くのスーパーでビールを買ってまた飲む。羽田から断続的に酔っぱらって20時間ぐらい経っているが、まだ4/1(月)の夜のままだ。今回の宿はコンドミニアム風。ベランダにカタツムリが闊歩していた。
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4/2はパンスターズ彗星とM31(アンドロメダ銀河)が接近するはず。7x17の小さな双眼鏡を持って行ってチャンスがあったら見てやろうと思っていたが、San Joseの夜はガスっていた。
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2日間の缶詰会議を終えて4/3の夜、San JoseからSeatleへ。手荷物を機内に持ち込もうとしたら、搭乗口のおっさんにもう棚に空きがないからと取り上げられてしまった。おっさんは白いタグを取り付けたが、もぎりのお姉さんが赤いタグに取り替えてくれた。情けでプライオリティタグに変えてくれたに違いない。よってもって私の荷物は真っ先に出てくるに違いないと、シアトルで回転寿司テーブルへ行ってみたがいつまでたっても出てこない。窓口のお姉さんに尋ねるとがっかりした顔で、あんたの荷物はここにはない。飛行機の降り口ですぐに渡せるようにしてあったとのこと。係りのおじさんが荷物を持ってきてくれて事なきを得た。期待を超えるおもてなしはむしろ余計なお世話だぜ。
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4/4、雨模様のSeatleは桜が満開だった。会議を終えて帰国の途。まずはSeatleからLos Angelesへ移動中に酔っぱらい始める。
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Los Angelesで乗り継ぎ待ち中にさらにもう一杯。ANAに乗ったらトムクルーズのアウトローや007やリンカーンを見ながら芋焼酎。
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飛行機がアリューシャン列島付近に達したところで、そろそろいいころ合いかと窓を覗くと白鳥座が見えた。このために右の窓際の席を確保していた。目が慣れてくるとぼんやりと天の川も見えているようだ。白鳥座の左に上を向いたカシオペア座が見えた。緯度が高いのでカシオペアは沈まない。これは見えるかもしれないと双眼鏡を出してカシオペア座から下を探索すると、、、見慣れた二等辺三角形の星の並びの底辺にM31、その右上にもう一つぼやっとした彗星の姿。機上からパンスターズ彗星とアンドロメダ銀河のランデブーを確認した次第。7x17の双眼鏡ではほぼ同じ明るさと広がりに見えた。というわけでmission cmplete.


先週の台湾出張 [おでかけ]

昨年6月の金星の日面通過以来の台湾出張。あの時、次回は東向きの部屋にしてくれるって言ってたのに今回も北向きの部屋だった。今回は特に天文イベントはないのでどうでもよいが。というわけで、今回も仕事の話は抜きにして食べたもの見たものを。

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この豚の角煮は今回食べたもの中で筆頭に旨かった。なるほど紹興酒はこう使うのだと分かった。ケチっちゃいけません。

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飲茶でダイコン餅。これはシンプルでうまい。お酒はバイジョウ(白酒)とシャオシンジョウオシンジョウ(紹興酒)とビージョウ(ビール)。赤白黄色で目が回る。

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北京duck。宴の司会者が "ベイジンドック" と発音するので周りの酔っぱらいから突っ込みが入る。犬じゃねえだろって。


最後の夜に士林市場へ。この夜市は一年ちょっと前にきれいに整備し直したそうだ。地上の屋台だけでなく、地下には小さな飲食店が約100店舗。どのメニューも$NT50(=160円)ほど。若者であふれている。日本人観光客もかなりいるようだが、見た目の区別がつかないので比率は不明。自分たちのような酔っぱらいのオヤジはほとんどいない。
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食べればそれほどまずくはないのだが、臭豆腐の強烈な臭いはいまだに慣れることができない。金魚すくいの隣にエビ釣り。釣ったエビはその場で串焼きにしてくれるようだが、すぐに糸が切れてしまってほとんど釣れていなかった。
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帰国直前台北市内の裏通りで食べたトマト味の牛肉刀削麺。日本円で400円ほど。店頭でおじさんが麺をシャカシャカ削り飛ばしている。

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行きの機内で大奥~永遠~[左衛門佐・綱吉編]を観た。滑稽な設定だが不自然さはない。なるほどこれが噂のカップルか。
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帰りの機内ではのぼうの城を観た。原作ののぼう様は根っからのでくのぼうだったが野村萬斎ののぼう様は立派な策士だった。
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あずさの車窓から北岳 [おでかけ]

あずさの車窓から八ヶ岳は良く見えるが、その反対側に日本で2番目に高い山があるハズ。標高3193mの北岳は第3位の奥穂高岳と3mの僅差である。これがはたして中央本線から見えるのか、前からずっと気になっていた。

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本日あずさの窓際席でiPhoneのGoogle Mapと見比べながら北岳の方向をにらんでいたら、鋸山の南の稜線から白い峰が頭を出しているのが見えた。(拡大↓)IMG_5215

写真のジオタグによれば撮影場所は小淵沢と長坂の中間あたり。

北岳

GoogleMapの距離測定ツールで撮影場所と北岳山頂に線を引いておいてGoogleEarthに切り替えて視線を調節すると、あの峰が北岳であることが確信できた。


先週の出張 [おでかけ]

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成田から瀋陽へ。離陸して北へ向かったということは、北朝鮮を回避してロシア領から中国へという航路のようだ。
DSC_6870初日は雨だったが、二日目は快晴。今まで上海方面で曇天ばかりだったので、これでどうして中国で天文学が発達できたのかと思っていたが、東北地方は黄砂の季節以外は晴れるらしい。
DSC_6875ホテルのロビーに懐かしい自動演奏ピアノがあった。大昔、こいつのフロッピーディスクのプロテクト解除してファイル構造を解析したことがある(笑)。
DSC_6869左からスイカジュースと雪花という地ビールとお約束の白酒。写真を撮っていたら、「お前が箸をつけなきゃ食事が始まらない」と叱られた。すみません。
DSC_6893帰路もウラジオストク経由。夏の雲と秋の雲の間から夕焼け。

お疲れさんでした。


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