『超バカの壁』 [book]
養老さんの本、2冊目。
養老さんの人生相談、まったく救いがないですな。
確かに世の中不条理に決まってる。世の中そういうもの。悩みなんてものは思い通りに解決するはずがない。状況を受け入れるだけのこと。当たり前って言えば当たり前。困ったことは真正面で受け止めずにちょっと斜めに受け流して、がんばりどころはそれなりにがんばって、楽しむところはとことん楽しみましょう。って、まあそんなところでしょうか。
ダ・ビンチ・コードを読んで観た。 [book]
嫁さんが近所の古本屋でダ・ヴィンチ・コードの上巻を買った(280円)ので私も読んだ。
でも下巻(単行本は上下2冊構成)は古本屋で見つからなかった。さあどうする。
- ほかの古本屋を探し回る。
- 単行本の新品の下巻を買うと1800円。
- 文庫本の中と下を買うと500円×2 = 1000円。
そこでふと思いついた。半分読んだところで映画を見に行ってはどうだろうか。物語の背景は文字情報でじっくり把握した。これから謎解きが本格的に始まるのをハラハラドキドキの映像情報で体験する。なんという good idea でしょう。というわけで、行ってまいりました立川シネマ・ツー。今回は一番大きな400席のa館。
ルーヴル美術館のピラミッドに関するやり取りなんかは本を読んでおかないと会話の機微が分からなかったかも。アリンガローサは自分のイメージと見た目が違っちゃった。後半は筋を知らなかった(大体予想のとおりだったけど)ので楽しめたが、細かいところにやはり疑問が残った。DVDが発売されるまでに残りの本を読んで理解を深めておこう。
やっぱりマルチメディア戦略にはまってるじゃん。
『数学者の言葉では』 [book]
- 作者: 藤原 正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 新書
『バカの壁』 [book]
-
うす味。多分養老さんが自分で書いてないから。
-
「話せばわかる」なんてありえない。
-
人は理解したいと思っていることしか理解しない。
-
自分の都合のいいようにしか理解しようとしない。
-
常識とは雑学のことである。
-
食欲や性欲など動物も持つ欲は満たされればとりあえず消えてしまうが、人間の一部の欲望はとどまるところを知らない。
『ウェブ進化論』 [book]
先日入社当時の仲間との飲み会で話題になったりして気になったので私も読んでみたら面白かった。
今後のために、私の心の琴線に触れたところをメモ。
- ネットの「こちら側」と「向こう側」という概念。
- Democracy on the web works. (ウェブ上の民主主義は機能する)
- [チープ革命] 一万人×8時間 = 一億人 × 3秒。
- [チープ革命] Amazon.com は全売り上げの約1/3をリアル書店が在庫を持たない本(long tail)から上げている。
- [オープンソース] ウィキペディアとブリタニカの正確さや信頼性はほぼ同程度。
- Googleの検索エンジンのハードウェアはスケーラブルで30万台程度のボードが接続されている。
- Googleの社員は就業時間の20%をオリジナルな仕事に当てなければならない。 ただし、アイデアの起案自身というのはほとんど評価されない。アイデアというものは当然難しい問題を含むもの。その問題を解決して、動く形にして初めて評価される。
- 要するに、ネットの向こう側でアプリケーションを動かして、APIを公開すればweb2.0ってことかい?