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『超バカの壁』 [book]

養老さんの本、2冊目。

超バカの壁

超バカの壁

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/01/14
  • メディア: 新書


養老さんの人生相談、まったく救いがないですな。

確かに世の中不条理に決まってる。世の中そういうもの。悩みなんてものは思い通りに解決するはずがない。状況を受け入れるだけのこと。当たり前って言えば当たり前。困ったことは真正面で受け止めずにちょっと斜めに受け流して、がんばりどころはそれなりにがんばって、楽しむところはとことん楽しみましょう。って、まあそんなところでしょうか。

 


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ダ・ビンチ・コードを読んで観た。 [book]

嫁さんが近所の古本屋でダ・ヴィンチ・コードの上巻を買った(280円)ので私も読んだ。

ダ・ヴィンチ・コード (上)

ダ・ヴィンチ・コード (上)

  • 作者: ダン・ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2004/05/31
  • メディア: 単行本

でも下巻(単行本は上下2冊構成)は古本屋で見つからなかった。さあどうする。

  1. ほかの古本屋を探し回る。
  2. 単行本の新品の下巻を買うと1800円。
  3. 文庫本の中と下を買うと500円×2 = 1000円。

そこでふと思いついた。半分読んだところで映画を見に行ってはどうだろうか。物語の背景は文字情報でじっくり把握した。これから謎解きが本格的に始まるのをハラハラドキドキの映像情報で体験する。なんという good idea でしょう。というわけで、行ってまいりました立川シネマ・ツー。今回は一番大きな400席のa館。

 

ルーヴル美術館のピラミッドに関するやり取りなんかは本を読んでおかないと会話の機微が分からなかったかも。アリンガローサは自分のイメージと見た目が違っちゃった。後半は筋を知らなかった(大体予想のとおりだったけど)ので楽しめたが、細かいところにやはり疑問が残った。DVDが発売されるまでに残りの本を読んで理解を深めておこう。

やっぱりマルチメディア戦略にはまってるじゃん。


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『数学者の言葉では』 [book]

最近藤原正彦さんの本をいくつか読んだので、年代順に並べてみた。
 
数学者の言葉では

数学者の言葉では

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 文庫
先日『国家の品格』のことをblogに書いたら、S嬢が「これも面白いですよ」と貸してくれた。読んでみたら読んだことがあるのを思い出した。多分大学時代。夕焼けのベンチで、寝食を忘れて数学の難問を攻撃し続ける作者の姿が映像的に記憶に残っていた。
当時はその精神力や集中力がすごいなあと思ったけど、今は、寝食を忘れて設計上や製造上や販売戦略上の難問に取り組み続ける人が、身の回りにゴロゴロいる。すごいよみんな。
 
 
父の威厳 数学者の意地

父の威厳 数学者の意地

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: 文庫
これもS嬢が貸してくれた。
息子さんが小学校の修学旅行前の健康診断で検便の提出を求められた。子供の修学旅行を犠牲にして、「検便廃止」を勝ち取るまで体制と戦う藤原さん。おもしれえけどやりすぎだよ。
 
 
古風堂々数学者

古風堂々数学者

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫
これは買って読んだ。読んでいてたいへん愉快なエッセイ集。
アメリカかぶれで議論好きだった若き数学者が、時を経てその哲学が円熟味を増し、われらが祖国『日本』のすばらしさと、世界で果たすべき役割を明確にしていく。藤原さんが生涯をかけて築き上げてきたんですねえ。すごいですねえ。
そういう土台あってのこの本(↓)ですな。
国家の品格

国家の品格

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 新書
 

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『バカの壁』 [book]

blogを一年続けていると、これはこれで立派なデータベースとして機能していることに気がついた。「あれやったの、いつだっけ?」「あそこへ行ったの、いつだっけ?」「あのときの星雲の露光時間は?」など自分のblogを検索すると便利。つまりblogは未来の忘れっぽい自分へのメッセージだ。
というわけで、読んだ本のメモも残しておこうと思いたったしだいである。
というわけで読んだのはだいぶ前でいまさらですが「バカの壁」。
 
バカの壁

バカの壁

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/04/10
  • メディア: 新書
  • うす味。多分養老さんが自分で書いてないから。
  • 「話せばわかる」なんてありえない。
  • 人は理解したいと思っていることしか理解しない。
  • 自分の都合のいいようにしか理解しようとしない。
  • 常識とは雑学のことである。
  • 食欲や性欲など動物も持つ欲は満たされればとりあえず消えてしまうが、人間の一部の欲望はとどまるところを知らない。
 

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『ウェブ進化論』 [book]

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

  • 作者: 梅田 望夫
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/02/07
  • メディア: 新書

先日入社当時の仲間との飲み会で話題になったりして気になったので私も読んでみたら面白かった。

今後のために、私の心の琴線に触れたところをメモ。

  • ネットの「こちら側」と「向こう側」という概念。
  • Democracy on the web works. (ウェブ上の民主主義は機能する)
  • [チープ革命] 一万人×8時間 = 一億人 × 3秒。
  • [チープ革命] Amazon.com は全売り上げの約1/3をリアル書店が在庫を持たない本(long tail)から上げている。
  • [オープンソース] ウィキペディアとブリタニカの正確さや信頼性はほぼ同程度。
  • Googleの検索エンジンのハードウェアはスケーラブルで30万台程度のボードが接続されている。
  • Googleの社員は就業時間の20%をオリジナルな仕事に当てなければならない。 ただし、アイデアの起案自身というのはほとんど評価されない。アイデアというものは当然難しい問題を含むもの。その問題を解決して、動く形にして初めて評価される。
  • 要するに、ネットの向こう側でアプリケーションを動かして、APIを公開すればweb2.0ってことかい?

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「国家の品格」を読んだ [book]

国家の品格

国家の品格

  • 作者: 藤原 正彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 新書

これ読みました。講演記録の書きおこしなのでさっくり読めます。「卑怯」とか「恥」とか絶滅寸前の概念を守れと、誤解を恐ぬ表現で現代の常識をことごとく粉砕します。数学者なのに、論理は役に立たないと言い切ってしまうところがずんばらしい。大変愉快でした。

人を殺してはいけないのはなぜでしょう。答えに窮した方は読む価値あり。

 

 

 


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