天体撮影機材の調整(1) [天体]
明け方に山から戻ってひと眠りして飯食って温泉つかったら機材のメンテ。
昨夜星像が歪んでしまったのは主鏡にストレスがかかっているのではなかろうか。R200SSの主鏡を取り外してみた。鏡は三方からコルクを挟んだ真鍮板で横方向から押さえてあった。鏡がガタつかない程度にねじを緩めてみた。果たして効果があるかどうか。
主鏡を鏡筒に戻して光軸調整。ほとんどずれることなくセンターマークにレーザーが当たった。
もうひとつ赤道儀のガタ。赤緯のクランプをしっかり締めても鏡筒をゆするとガタガタする。赤緯の取り付け部をみるとカニ目ナットが緩んでいた。手で回ってしまう。はずしたらベアリングだった。これはいけない。あわてて戻してコンパスをカニ目回しの代わりにしてしっかり締めておいた。
さあこれで再挑戦だ。
美ヶ原で天体撮影(1) [天体]
10/12(土)は夜半から晴れそうなので星を撮りに標高2000mへ。
アパートの3階から天体撮影道具を運び出すのにいつも階段4往復ぐらいしている。体重計でひとつづつ測ってみたら、合計約50kgだった。星屋さんの装備としては軽いほうなんだと思うがやっぱり重い。
美ヶ原はところどころ紅葉が始まっていた。
月が明るいうちは機材のテスト。なずな工作室さんから借用しているロンキーテストアイピースでR200SSの主鏡の具合を見ようと金星を導入してみたが縞模様がはっきりしない。iPhoneでのコリメート撮影はとても難しい。
まだちょっと月が明るいがアンドロメダ星雲を撮ってみる。
★M31 アンドロメダ銀河
2013/10/12 22:17, R200SS(φ200mm F4), Coma Corrector 3, LPS-P2, Vixen SXW Mount, Lodestar Autoguider with PHD Guiding, NEX-5(IR modified), ISO-800, 4min x 7
やがて月が松本平の夜景の向こうに沈んでいった。
テレビュー5倍バローを接眼部に撮りつけて登ってきた木星を狙ってみたが木星は意外と小さかった。焦点距離4600mm相当でもこんなものなのか。それにしても解像度が悪い。木星の衛星でピントを合わせようとするが像が二重になってしまう。夜半過ぎて気温がぐっと下がって夜露が凍り始めた。どうやら急な冷え込みで主鏡にストレスがかかっているようだ。
この後4時過ぎまで粘ったが、赤道儀のガタが激しくガイドが判定せず成果なし。道具を調整して出直しだ。