第9回 信州・松本そば祭り [そば屋めぐり]
今はまさしく秋そばの収穫期、干して脱穀して製粉して食べられるのはもう少し後だと思うが何故10月初旬にそば祭りなのか。これは新そばシーズンに向けてのbuzz makingと、旧そば在庫一掃の一石二鳥のイベントということなのだと思う。
お堀の周りに全国のそば屋が18店。行列の長い店とガラガラにすいている店の差が激しい。行列が長いとうまそうに思えるゆえに行列が長くなるということなのか、並んでいる人はその店のそばの味を知って並んでいるのか。たぶん前者だろうな。ということですいている店に入店。
そば処石田屋一徹は、オヤマボクチという植物の葉の繊維をつなぎに使ったそばだそうで、コシが強くコリコリの食感。器の風情の無さを補って余りある感動。これはあたりだった。調べると戸狩スキー場にあるそば屋らしい。行ってみたい。
もう一店食べてみたが、店員さんが不慣れな店舗にあたふたしていて味もボソボソでいまいち。やっぱりそば屋はそのお店に行って食べてナンボのものだろう。というわけで、腹具合はもう一つぐらい食べられそうだったが、緑のビールに作戦変更。