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美ヶ原高原で天体撮影(2) [天体]

二夜連続。昨夜も仲間と美ヶ原高原で天体撮影。GPVの予言通り晴れたり曇ったりなのでR200SSでじっくり撮影は封印し、星野写真を撮りつつ眼視で星空を楽しむ。22時頃までは雲に覆われていたがその後は1時間おきぐらいに晴れ間がやってきて、カシオペア座の東側までくっきり天の川。松本平から小諸に向かって天をまたぐ。さすがに標高1900mの空の透明度は素晴らしい。

曇ってる間は松本城など松本市内を上から目線で眺めて遊ぶ。

DSC06846'


晴れたら三脚担いで思い出の丘まで登って星野撮影しつつ双眼鏡で天の川を散策。

output_comp
★松本平に沈む夏の大三角
2012/10/13 22:37, EOS KDN, 18mm, f/10, ISO-1600, 30sec x 27 (比較明合成)

カメラの場所と向きを変えてもういっちょ。夏冬交代、秋は短し。

Orion-50'
★美ヶ原高原に昇る冬の大三角
2012/10/14 00:19, EOS KDN, 18mm, f/8, ISO-1600, 30sec x50 (比較明合成)

IMG_2888'午前3時、標高1900mから下界に戻るとペットボトルはこの通り。

寝酒をひっかけてひと眠りして、昼ごろ起きてそばを食べ、そのまま温泉に行って露天風呂につかりつつ前夜の成果の画像処理をどうするかぼんやり考える。かなり幸せな週末。


美ヶ原高原で天体撮影(1) [天体]

新月期の週末、今月も美ヶ原高原へ。先月斜めに撮っても画角をはみ出してしまったアンドロメダ大銀河の全容を写すべくモザイク合成に挑戦。気温が下がる中試行錯誤するが、望遠鏡にぶら下がったケーブルが固くなって負荷となりガイドエラーが頻発。真夜中過ぎて氷点下となり鏡筒の外側の結露が氷り始めた。主鏡は無事なようなのでISO感度を上げて速射に作戦変更。2時過ぎまでかかって3x8コマ撮り終えた。

3分割のそれぞれ8コマはいつものようにベイヤー配列のままダークとフラット処理をしてコンポジットした。さてこれをどうやってモザイク合成するか。

モザイク合成

とりあえずこのまま真ん中のフレームに左右を乗せてみた。やっぱりこれではダメだ。境目がくっきり。同じ条件で撮っても気温の変化などで色調が変わってしまうようだ。

M31-NG

さてどうするか。ステライメージのFAQを調べると答えがあった。

Q: カラー画像のモザイク合成をするにはどうすればよいですか。
A: カラー画像をモザイク合成する場合には、R,G,B の3色に分解し、それぞれの背景の明るさを揃えてからモザイク合成を行なって下さい。詳しくはマニュアルの86ページをご覧ください。

これは手間がかかりそうだが何事も基本から。RGBに分解し、それぞれの糊しろのレベルが同じになるように調整し、モザイク合成を繰り返す。出来上がったRGB各フレームを再度カラー合成。

M31_rgb
★M31 アンドロメダ銀河
2012/10/13 00:04, R200SS(φ200mm F4), Coma Corrector 3, LPS-P2, Vixen SXW Mount, Lodestar Autoguider with PHD Guiding, NEX-5(IR modified), ISO-3200, 2min x 8 を3枚モザイク合成ー 場所: 美ヶ原高原

右側1/4ほどが緑がかっている。手順のどこかの演算を失敗したようだ。これは難しい。いつまでたってもM31を卒業できない。


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