新そばでそば打ち [そば打ち]
今年も知り合いから新そばをいただいたので久しぶりにそばの手打ち。このブログの履歴を調べるとほぼ半年ぶりだ。
握った感触から加水率は45%程度あたりだろうとみて、水回し1回目。
結局加水率46%ぐらいでくくった。
100回こねてへそ出し。
つのだし。
ぐいぐいのす。
4つに畳んで切る。包丁を押して切るなら折り目を手前にするのが正しいようだ。
押して切るようにしたらリズムがつかめたが、面体がだんだん前へずれていって扇型に切れてしまう。まだまだ修行が必要だ。
ゆで時間は一分。
そこそこのそばになった。香りが高くてコシがある。もう少しツルツルに仕上げたい。
赤外改造NEX-5とEマウントレンズで無限遠を撮りたい [工作・修理]
一昨年の6月に購入し半年後の12月に赤外カットフィルタを摘出してしまったNEX-5。覚悟の上だったとはいえ、Eマウントレンズで無限遠のピントが出なくなった。光の速度は物質の中では遅くなる。わずか厚さ1mmちょっとの赤外カットフィルタでも取り外してしまうと焦点面が前へ移動する。
したがってその分レンズをセンサーに近づけなければならないのだが、もともと赤外カットフィルタがそこにあることが前提で設計されているので、それ以上レンズを近づけることはできない(必要ないから)。時々カメラバックの中のパンケーキ(16mm F2.8)とフィッシュアイコンバータを見るともったいないなあと思っていた。
Eマウントレンズで無限遠が出るようにするためには元の赤外カットフィルタと同じ厚さのガラス板をセンサーの手前に置けばよいはず。
何かいいものはないかと数日前に潜在意識に課題をほうり込んでおいて、昨日あずさ車中で思いついた。顕微鏡のプレパラート用のスライドグラス。スターベースで1ダース756円。幅26mm、厚さ1.4mmで具合がよさそう。
ガラスカッターで26mmx21mmに切り取る。
断面に紙やすりをかけて黒マジックですみ塗りして、四辺に1mm幅の両面テープ。ここまでは順調。NEX-5に取り付ける前に風呂に入って身を清める。
まずNEX-5のセンサーの掃除。センサーのごみを確認するにはピンホール撮影が一番良い。ボディキャップで作ったピンホールを取り付けて蛍光灯を写す。
撮った写真をコントラスト強調するとごみが浮かぶ。これがなくなるまで無水アルコールと綿棒で丹念にふき取る。プレパラートも目視でできる限りきれいにしておいて、、、
あきらめがついたところでエイヤと貼る。
星が見えないので無限遠まで届いたかどうかは分からないが、200m先の建物にピントを合わせてもピントリングにまだ余裕あり。
ところがやっぱりゴーストが出てしまった。(明るい街灯の右下に青いゴースト発生)
さらに画面隅にはあまり目立たないが色収差が発生。プレパラートをもっとセンサーに近づけるべきかもしれない。ゴーストを避けるため、反射防止コーティングのついたレンズプロテクターを切り取って使うべきだったかも。
これはこれでまた面白いテーマを見つけてしまった。
そばの収穫 [立派な仕事]
会社の有志で7月にまいた種が実って本日は脱穀。
アルミアングルでこんな治具を作ってくれた。これで一週間干したそばを叩いて実を落とす。
ふるいで大きなゴミを取り除く。
唐箕という道具。昭和30年代のものと思われる。みれば見るほどよくできている。
上からもみを入れてハンドルを回すと風でわら屑やゴミが飛ぶ。風の強さと落とす量を一定に保つのが難しい。
そばの実は横からバラバラと落ちてくる。
40kgほど収穫できたが小石混じり。この先、籾摺りと製粉は業者に任せるべきだろうな。
ジムニーのカーステレオ修理 [ジムニー]
先月上旬、中央高速を走っていたら突然カーステレオの音が出なくなってしまった。表示部にはDCERの文字。調べてみると"DC Error"という意味で、スピーカーケーブルがショートしている模様。
エラー表示のまま一か月以上放置し、やっとまとまった時間の取れる休日がやってきたというわけ。
左右のフロントスピーカーを外してみたがエラー表示は変わらず。一応危なそうなところはガムテープで絶縁しておいた。次はリアスピーカーだがリアシートを外さなければアクセスできないので、せめて右か左かどちらがショートしているのか知りたい。
インパネを外してカーステレオを引きずり出し、スピーカーをひとつづつと外していったが4つとも外してもエラー表示は変わらない。絶望感に打ちひしがれつつ、電源もすべて外して再度つなぎ直したところ直った!
どうやら短絡保護回路がラッチで保持されていたようだ。そりゃそうだ。自分で設計するならそうする。
原因はこれか?カーステの電源ケーブルに分岐コネクタを取り付けた傷跡。念のためガムテープを巻いておく。
さっそくXPERIAをつないで鳴らしてみる。西村智美とロシアボリショイの1812年を最大音量で。がはは。
飯も食わずにホームセンターの駐車場で4時間も遊んでしまった。ホームセンターへの貢献はM5ネジと分岐コネクタと銅線でしめて500円ほど。お世話になりました。
FM放送を試してみると、 "ビューティフルサンデー" や "君の瞳は百万ボルト" など、超懐かしい曲が流れてきた。しばらく聞いているとあづみのFMの試験放送の様だ。来月正式開局するらしい。
ジムニーに温度計取り付け [ジムニー]
オートバックスで優れものの温度計を買ってみた。室内外の温度計に加えてバッテリーの電圧計や電波時計もついている。天体写真屋の強い味方。
温度計本体をダッシュボード右隅に乗せ、外気温用のセンサーは、フロントスピーカー穴からドアへケーブルを通してドアミラー付近に装着しようという作戦。
ドアの内張りをはがしにかかる。まずはドアロックノブを外す。
グリップの取り付けねじはカバーを外せば見える。
ドアオプナーはネジを一つ外し、前方へスライドすればフックが外れる。
このロックピンは中央を押すと外れるタイプ。
クリップリムーバーで残りのロックピンを外していく。全部はずれたら内張りを持ち上げてドアロックノブをくぐらせる。
ドアオープナーを少しねじって穴をくぐらせ、パワーウィンドウ用のケーブルコネクタを外せば内張りが取り外せる。
外部気温センサーにビニールテープで銅線をつなぎ、スピーカー穴→ヒンジ部のチューブ→右ドア内部と通していく。
ドアミラー部の内張りもはがす。
一旦ドアミラーも取り外して、電動ミラー用のケーブルと同じ穴にセンサーのケーブルを通す。
温度センサーがやっと外へ出た。
センサーはドアミラー基部の下側に貼りつけたのでほとんど目立たない。
後は内張りを逆の手順で戻して完成。暑いと思ったら外気温29.9℃、ダッシュボードも40℃近い。
朝から何も食ってないので腹が減ったが、もう一つやることがある。
山法師 [そば屋めぐり]
須川展也サクソフォンリサイタル with 松本ウィンズ・コンソート [音楽(トランペット)]
松本市波田文化センターアクトホールで行われた須川さんのリサイタル。須川さんと言えば ”古城”。日本のプロオケが展覧会の絵をやるときはたいてい須川さんがSaxを吹いている気がする。というか、須川さんのSaxは "古城" しか聞いたことがなかった。先日の "らららクラシック" に出演されているのを見てすごい人だ思っていたら、松本でリサイタルをやるとの情報を得た。松本ったって上高地の入り口の波田の200席強の小さなホールですよ。これは聴きに行くべし。
一部は、地元の吹奏楽団 との共演。"松本ウィンズ" は6月にサマーコンサートを聴いたことがあるが、まったく違うバンドに感じた。前回に比べて表現が豊かになり、各楽器の音色が生き生きと輝いていた。聞けば須川さんが練習を見てくださったとか。演奏のところどころに明らかに意図的な表現があって、それがメリハリを出していたが、たぶん須川さんが指示を出したのではなかろうか。音楽は指導者でこうも変わるんだな。
二部と三部はサックスとピアノのduo。フランス物や日本民謡を題材にした狂詩曲など。Saxで津軽三味線や尺八風の表現。三味線風のベンベンという音はどうやって出しているのだろう。オクターブを超えるようなグリッサンドもあった。サクソフォンの表現力の豊かさを再認識した。そして忘れてはならぬピアノの小柳さん。ピアノに座って後方上目づかいに須川さんをちらりと見ながらぴったり寄り添う。このお二人が夫婦であることを知らずに聴いたらかなり怪しい関係に見えたに違いない(笑)。楽しいコンサートありがとうございました。
ジェノベーゼソース作り [料理]
美ヶ原高原で天体撮影(2) [天体]
二夜連続。昨夜も仲間と美ヶ原高原で天体撮影。GPVの予言通り晴れたり曇ったりなのでR200SSでじっくり撮影は封印し、星野写真を撮りつつ眼視で星空を楽しむ。22時頃までは雲に覆われていたがその後は1時間おきぐらいに晴れ間がやってきて、カシオペア座の東側までくっきり天の川。松本平から小諸に向かって天をまたぐ。さすがに標高1900mの空の透明度は素晴らしい。
曇ってる間は松本城など松本市内を上から目線で眺めて遊ぶ。
晴れたら三脚担いで思い出の丘まで登って星野撮影しつつ双眼鏡で天の川を散策。
★松本平に沈む夏の大三角
2012/10/13 22:37, EOS KDN, 18mm, f/10, ISO-1600, 30sec x 27 (比較明合成)
カメラの場所と向きを変えてもういっちょ。夏冬交代、秋は短し。
★美ヶ原高原に昇る冬の大三角
2012/10/14 00:19, EOS KDN, 18mm, f/8, ISO-1600, 30sec x50 (比較明合成)
午前3時、標高1900mから下界に戻るとペットボトルはこの通り。
寝酒をひっかけてひと眠りして、昼ごろ起きてそばを食べ、そのまま温泉に行って露天風呂につかりつつ前夜の成果の画像処理をどうするかぼんやり考える。かなり幸せな週末。
美ヶ原高原で天体撮影(1) [天体]
新月期の週末、今月も美ヶ原高原へ。先月斜めに撮っても画角をはみ出してしまったアンドロメダ大銀河の全容を写すべくモザイク合成に挑戦。気温が下がる中試行錯誤するが、望遠鏡にぶら下がったケーブルが固くなって負荷となりガイドエラーが頻発。真夜中過ぎて氷点下となり鏡筒の外側の結露が氷り始めた。主鏡は無事なようなのでISO感度を上げて速射に作戦変更。2時過ぎまでかかって3x8コマ撮り終えた。
3分割のそれぞれ8コマはいつものようにベイヤー配列のままダークとフラット処理をしてコンポジットした。さてこれをどうやってモザイク合成するか。
とりあえずこのまま真ん中のフレームに左右を乗せてみた。やっぱりこれではダメだ。境目がくっきり。同じ条件で撮っても気温の変化などで色調が変わってしまうようだ。
さてどうするか。ステライメージのFAQを調べると答えがあった。
Q: カラー画像のモザイク合成をするにはどうすればよいですか。
A: カラー画像をモザイク合成する場合には、R,G,B の3色に分解し、それぞれの背景の明るさを揃えてからモザイク合成を行なって下さい。詳しくはマニュアルの86ページをご覧ください。
これは手間がかかりそうだが何事も基本から。RGBに分解し、それぞれの糊しろのレベルが同じになるように調整し、モザイク合成を繰り返す。出来上がったRGB各フレームを再度カラー合成。
★M31 アンドロメダ銀河
2012/10/13 00:04, R200SS(φ200mm F4), Coma Corrector 3, LPS-P2, Vixen SXW Mount, Lodestar Autoguider with PHD Guiding, NEX-5(IR modified), ISO-3200, 2min x 8 を3枚モザイク合成ー 場所: 美ヶ原高原
右側1/4ほどが緑がかっている。手順のどこかの演算を失敗したようだ。これは難しい。いつまでたってもM31を卒業できない。