山法師 [そば屋めぐり]
須川さんのリサイタルの前に近くの唐沢そば集落でそばを食おうということで、今回は山法師さん。区長さんがそばを打ってるということ?
看板が準備中になっていたのでおかしいなと思いつつ暖簾をくぐってみると、団体さんが入って次のお客さんは待たせることになるので一時的に準備中にしたとか。それでも良ければということで入店。あらかじめそう言われれば待たされてもそれほど気にならない。
30分待って並蕎麦と海老付き天ぷら。太めで歯ごたえがあって男らしいそば。新そばになるのは来週からだそうで、ここからどんな飛躍があるのか楽しみだ。
須川展也サクソフォンリサイタル with 松本ウィンズ・コンソート [音楽(トランペット)]
松本市波田文化センターアクトホールで行われた須川さんのリサイタル。須川さんと言えば ”古城”。日本のプロオケが展覧会の絵をやるときはたいてい須川さんがSaxを吹いている気がする。というか、須川さんのSaxは "古城" しか聞いたことがなかった。先日の "らららクラシック" に出演されているのを見てすごい人だ思っていたら、松本でリサイタルをやるとの情報を得た。松本ったって上高地の入り口の波田の200席強の小さなホールですよ。これは聴きに行くべし。
一部は、地元の吹奏楽団 との共演。"松本ウィンズ" は6月にサマーコンサートを聴いたことがあるが、まったく違うバンドに感じた。前回に比べて表現が豊かになり、各楽器の音色が生き生きと輝いていた。聞けば須川さんが練習を見てくださったとか。演奏のところどころに明らかに意図的な表現があって、それがメリハリを出していたが、たぶん須川さんが指示を出したのではなかろうか。音楽は指導者でこうも変わるんだな。
二部と三部はサックスとピアノのduo。フランス物や日本民謡を題材にした狂詩曲など。Saxで津軽三味線や尺八風の表現。三味線風のベンベンという音はどうやって出しているのだろう。オクターブを超えるようなグリッサンドもあった。サクソフォンの表現力の豊かさを再認識した。そして忘れてはならぬピアノの小柳さん。ピアノに座って後方上目づかいに須川さんをちらりと見ながらぴったり寄り添う。このお二人が夫婦であることを知らずに聴いたらかなり怪しい関係に見えたに違いない(笑)。楽しいコンサートありがとうございました。