ポータブル赤道儀試作(続き) [工作・修理]
ずん切りねじの反対側にバネでテンションをかけたら上下のブレが収まって調子よくなった。
さっそくベランダで試してみる。方角は北極星を頼りに目分量。仰角はiPhoneのアプリで大体合わせた。
NEX-5に200mmズームをつけてデネブを狙う。まずはモーターを止めて30秒。中心付近を拡大するとこの通り。
次に壁のコンセントから電源をとって60Hzでモーターを駆動するとこの通り。カメラのライブビューで拡大して見ていると星が東へ逆行していく。
続いて12VDCから100VACに変換するインバーターから電力をとるとこの通り。上よりましだがまだ少し流れている。
晴れた夜、外に持ち出した。これはお手軽。気楽に星野写真を撮りに行ける。なれない場所では極軸合わせが難しい。素通しパイプでは星を見るのは困難だ。ここは工夫が必要だ。
極軸をわざとずらしてピリオディックモーションを測ってみたところ振幅約30秒角ほど。意外によくできた。
ポータブル赤道儀試作 [工作・修理]
赤外改造したNEX-5がカメラレンズで無限遠が出るようになったので、星野写真を撮ってみたい。
秋葉原の千石でこんなシンクロナスモータを見つけたのでポータブル赤道儀を作ろう。
試しに回してみて気が付いたが安曇野市は60Hzだった。50秒で一周してしまう。だけど撮影時に使うつもりのDC-ACコンバータは50Hz出力なのでまあいいだろう。
M4の長ネジをぐいっと曲げて2本束ねる。これをウォームホイール代わりにしようという作戦。
日食のときに作ったポタ赤を改造して板端を半径160mmに丸く削ってウォームホイール代わりの長ネジを取り付ける。
レーザーポインタをターンテーブルに乗せて5m先の壁で動きを確認するが、なかなかうまくいかない。ネジが上下にぶれて時折脱調する。ウォームとウォームホイールのテンションのかけ方に工夫が必要だ。
To be continued...
あづみの亭 [そば屋めぐり]
安曇野スタイル2012 [立派な仕事]
11/1~11/4で開催中の安曇野スタイル2012。安曇野を拠点とするアーティストたちが94会場で一斉に作品展示やワークショップを行うという催し。そのうちの一つ、明科自然交流センター「せせらぎ」へ行って見た。
今年もお目当ては地元の陶芸作家藤田千恵子さん。一昨年のコーヒーカップ、昨年の小皿に続いて今年は白い食器を購入。丸みを帯びたあたたかい作品。さっそく使ってみた。
食器を見ながらメニューを考えたのは初めてだ。そっちに踏み出したら危ない予感。
赤外改造NEX-5とEマウントレンズで無限遠を撮りたい(続き) [工作・修理]
試行錯誤がちと長いがご容赦ください。
先週、26mmx21mmに刻んだプレパラート用のスライドグラスをNEX-5に仕込んで無限遠を得たが、色ずれやゴーストが課題として残った。
反射防止コートのついたレンズプロテクタを買ってきた。ノギスをカニ目回し代わりにして枠から取り出す。
厚さは2mm。ちょっと厚すぎるかも。
さすがレンズプロテクタ。コーティングが固くてガラスカッターの刃が滑ってなかなか傷がつけられない。万力に挟んで強引に割って行ったら最後の辺でぱっくりひびが入ってしまった(泣)。
あきらめずに泥沼にはまるべし。
レンズプロテクタをもう一つとダイヤ・ノコを購入。これで切ってみる。
力いらずでサクサク切れる。ガラスは両面から透明ビニールテープを張り付けて表面を保護したつもり。スプレーで水をかけながら切っていく。
ところが切断面に貝殻のようにカケて締まった。業界ではシジミと呼ぶらしい。画質に悪影響がありそうで心配。
取り合えず断面を砥石で削ってすりガラスとし、シジミも含めて墨塗りしてから装着してみた。
試写。下記画像をクリックして拡大し、左上部分に注目いただきたい。
まずはプレパラート。派手にゴーストとフレアが出ている。
続いてレンズプロテクタ。ゴーストは残ったが、フレアは消えた。
試しにガラスなしで撮ってみた。画角がちょっと狭まる。驚いたことに一番派手にゴーストが出た。
次は色にじみの確認。同様に下記画像を拡大し、画面中央部と右上隅の星を見ていただきたい。
プレパラート。ピントは出ているが、画面隅の星は色にじみが出ている。
次にレンズプロテクタ。これもピントは出る。色にじみは
ガラスなし。無限遠にピントが合わない。驚いたことにこれも色にじみが出ている。E2.8/16mmパンケーキレンズの素性なのか?いやノーマルIRフィルタ付きの時はこんなことはなかった気がする。
ともかくレンズプロテクタが一番良いようなのでもう一度センサーを掃除して貼り付け直そうと思う。